パプキム天国

ただのおぼえがき

ミニマリストって古今東西を問わず存在しているのに、今さら「ミニマリスト」として流行るのがビミョーだよね

 ミニマリスト界隈がどーでもいい感じに炎上しているようなので、どーでもいい感じにとりとめもなく便乗します。

 

 ところで、「ミニマリスト」っていう響きがミニマルじゃないというか、欲が少し見え隠れしているというか、それがなんかイラッとさせる要素になってますよね。

 んで、もっと違う言い方ないかなーと考えていたら、韓国の国語の時間で習った本が思い浮かびました。これ↓

無所有

無所有

 

 お坊さんが、無所有がいいんだよ、ってほんわかな雰囲気でエッセーを書いています。が、これを読むには『無所有』を所有しないといけないというエグい罠が隠されています。気をつけましょう。内容は、いわゆる「ミニマリズム」を説いてるようなもんです。お坊さんだから、なんかありがたい感じもするしね、「ミニマリスト」の方々はこれを見習ったらいいと思いますよ。

 んで、これが良いのは、「無所有」っていう響きですよね。「ミニマリスト」よりミニマルな感じ。これから「ミニマリスト」は「無所有者」と名乗ったらどうでしょう?w そしたら、今よりかは、はてなーの人たちから睨まれることも少なくなるはず。

 

 こいつの原著が発刊されたのが1976年。随分前の話になりますね。一方、西洋では1960年代から「ミニマリズム」ってのが芸術分野とかで言われ始めたようです。ミニマリスト(に近い概念)って東西関わらず昔からあったってことですね。ってまあ、よくよく考えたら、「欲を捨てて身軽になろうよ」的な話なんて全然目新しくもないですしね。

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

 

 

 大昔からある話なのに、今になって「ミニマリスト」として、流行っているっていうのは、やっぱり「ミニマリスト」っていう語感に欲を刺激するというか、非ミニマルな何かがあるんじゃないですかね。それがなんか気に食わないっつうか、違和感を感じてしまうよなあ。ミニマリストな方々は、そこらへんどう思ってるんでしょ?